ChatGPT Enterpriseとは?料金と導入手順を徹底解説【2025年版】

ChatGPT エンタープライズプランの料金や導入ステップ、Teamプランとの違いをわかりやすく解説。
さらに、セキュリティやプライバシー体制までしっかりカバーした、最新のDX導入を検討する企業向け必読ガイドです。

この記事でわかること

  • ChatGPT Enterpriseとは?その機能と特長
  • Teamプランとの違いをわかりやすく解説
  • 料金体系の最新情報(公式発表+報道ベース)
  • 導入の流れと社内展開で押さえるべきポイント
  • セキュリティ・プライバシー体制の実態
  • よくある質問(FAQ)で疑問を解消
目次

ChatGPT Enterpriseとは?

OpenAIが提供する企業向け最上位プランで、キャッチコピーは

「AIの時代に仕事を再定義する ― エンタープライズグレードのセキュリティとプライバシー、そして ChatGPT の最強バージョン」 OpenAI

料金体系

プラン公開価格備考
ChatGPT Team年払い $25/ユーザー・月
月払い $30/ユーザー・月
2名からオンライン購入可
ChatGPT Enterprise非公開(要問い合わせ)
公式サイトで「Contact Sales」
年契約・大口前提

報道・ユーザー証言では「$60/ユーザー・月、150席以上、12か月契約」という提示例があるものの、
OpenAI公式では記載はありませんExploding Topics

ChatGPT Enterprise vs Team ― 主な特徴を徹底深掘り

カテゴリEnterprise で“できること”Team と比較したポイント
モデル利用枠GPT-4o / GPT-4 に“無制限・高速”アクセス。ピーク時でもレート制限が実質なし。
128K トークンの超ロングコンテキスト(o3/o4-mini 系列含む)で長大 PDF やコードベースを丸ごと投入可能。OpenAI Help CenterOpenAI Help Center
Team は GPT-4o の上限が「Expanded(例:80〜100メッセージ/3h 程度)」にとどまります。大容量ファイル読込みやチャット継続で途中分割が必要になるケースがある点に注意。OpenAI Help CenterOpenAI
生成 AI 機能Vision(画像解析)、DALL·E 3(高精細画像生成)、Whisper(音声→テキスト)、TTS(テキスト→音声)をネイティブ統合。
– すべて単一 UI でシームレスに切替え可能(API 連携不要)。OpenAI
Team も同じツールセットにアクセスできますが、前述の利用上限がかかるため、動画字幕生成や大量バナー作成を並列で回す場合は Enterprise の方が処理待ちが起きにくい、という差が出ます。
管理機能SAML SSO / SCIM プロビジョニング / ドメイン認証 → Azure AD, Okta などと連携して「社内アカウントでワンクリックログイン」。OpenAI Help Center
GPT 制御・グループ権限 → 部署単位で「閲覧専用」「画像生成のみ禁止」など細粒度ポリシーを設定。
使用状況ダッシュボード → ユーザー別・部門別の活用率やメッセージ量を可視化。OpenAI
Team は「管理コンソール+一括請求」のみで、SSO/SCIM・権限制御は非対応(外部 IdP 連携不可)。
セキュリティSOC 2 Type 2 準拠AES-256(保存時)/TLS 1.2+(転送時)暗号化を標準実装。
Compliance API で「監査ログ一括取得」や「会話の削除&証跡保持」を自動化。OpenAIOpenAI
Team も SOC 2 基準は満たすものの、Compliance API と詳細な監査ログ出力は利用不可。
プライバシー制御デフォルトで学習不使用+保持期間カスタム(0 日〜無期限を管理者が選択)。
– リテンションを 0 日に設定すると「送信直後に全文匿名化 → 30 日以内に物理削除」というゼロデータ運用も可能。OpenAI Help CenterOpenAI Help Center
Team は「学習不使用」は同じですが、保持期間は 固定 30 日。法規制で 30 日以内削除義務がある業種では十分ですが、5 年保管など長期監査が必要な場合は Enterprise のカスタム保持が必須になります。
サポート専任オンボーディング(導入時ワークショップ、ユースケース設計支援)。
優先サポート & アカウントマネージャー(問い合わせ SLA 短縮、アップデート先行案内)。
カスタムセキュリティレビュー(ISMS 監査資料やペネトレ試験レポート共有)。OpenAI
Team は「ベーシックサポート」。メールのみ・SLA 表示なしのため、障害時の応答速度や日本語サポート可否は未保証。

まとめ:どちらを選ぶべきか

  • **小〜中規模チーム(〜100名程度)で“とりあえず安全にGPT-4oを使いたい”**なら Team で十分。
  • 社内全体展開・厳密なセキュリティ統制・大容量データ活用が必須なら Enterprise 一択です。

Tip: Team で最初にパイロット導入し、ユースケースと ROI を固めてから Enterprise に“シームレス移行”する企業も増えています。

導入手順(問い合わせ〜全社展開)

ステップやること目安期間
1. Contact Salesフォーム送信で会社規模・用途を登録当日
2. 要件ヒアリングOpenAI担当とMTG、席数・SLA・支払条件を協議1‑2週
3. 契約締結年間契約(OpenAI, LLC/ドル建て請求書)数日‑数週
4. 環境セットアップSSO・SCIM・ドメイン認証、ユーザー一括招待1週
5. オンボーディング専任チームが初期トレーニング&運用設計支援1‑2週
6. 社内展開部署別ユースケース策定、利用ポリシー周知継続

最短1か月弱で利用開始。PoC不要で一気に本番展開する企業も増えています。

セキュリティ & プライバシー体制

  • デフォルト非学習:ビジネスデータはモデル訓練に使用されません。
  • データ保持ウィンドウのカスタム設定:保持日数を0‑∞で管理者が指定。
  • SOC 2 Type 2合格 & AES‑256/TLS1.2+暗号化:業界標準を満たし、GDPR・CCPA等の法規遵守を支援。
  • 管理者向けダッシュボード:アクセス権・GPT共有制御・利用分析が可能。

FAQ

QA
小規模でもEnterprise契約できる?150席未満の場合はTeamプランを推奨されるケースが多い。最少席数は交渉余地あり。
日本円で支払える?2025年5月時点ではドル建て請求書。日本の消費税10%が併記され、インボイス対応済み。
データは国内に保存できる?公式に日本リージョンは未提供。EUリージョン/USリージョン選択が可能。
APIクレジットは付く?大口契約の交渉次第で付与されるケースあり(非公開)。

まとめと次のアクション

  • ChatGPT Enterpriseは“最強版ChatGPT”:無制限GPT‑4o、高度な管理機能、強固なプライバシー。
  • 料金は問い合わせ制。目安は「$60×150席×12か月」程度との報道も。
  • 導入は最短1か月。Contact Sales → 契約 → セットアップ → 全社展開。
  • セキュリティ・法令対応はSOC 2レベル、デフォルト非学習でガバナンス構築が容易。

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この記事を書いた人

株式会社MoMoの広報担当、桃乃愛です。
AIに関する知識や活用法、AI時代に求められるマインドセット、AI時代のキャリアやスキルアップのヒントなどを発信中!
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もちろん、MoMoの最新ニュースもお伝えしていきますので、是非お楽しみに(^^♪

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