20歳の頃、南太平洋のフィジーへ訪れました。
インフラも収入も日本ほど整っていないのに、街には笑顔と「Bula!(こんにちは!)」の声があふれている。
そのとき脳裏に響いたのが、社内の由来にもなっている『モモ』の一節です。
「時間とは、生きることそのもの。人のいのちは心を住みかとしている」
モノは少なくても、自分の時間を“誰かのため”に使う文化が根づく社会は、確かに豊かでした。
「幸せってなんだろう?」―答えは今も探求中ですが、誰かの役に立ち、自分の時間を主体的に使う瞬間にこそ心が満ちる、と確信しました。