n8nの無料はどこまで使えるのか。制限・注意点・企業利用まで丁寧に解説【2026年版】

n8nの無料はどこまで使えるのか。制限・注意点・企業利用まで丁寧に解説【2026年版】

n8nは無料で使えるのかという疑問は、「n8n 無料」と検索する多くの方が最初に抱く関心事です。
結論から申し上げると、n8nは条件を満たせば、非常に広い範囲を無料で利用できます
ただし、その「無料」は一般的なSaaSツールの無料プランとは意味合いが大きく異なります。

本記事では、n8nの無料利用について、
どこまで可能なのか、どこから有料になるのか、企業利用でも問題ないのかといった点を、初めての方にも分かりやすく整理して解説します。

目次

n8nの無料はクラウド版ではなくセルフホスト版が前提です

n8nには大きく分けて次の2つの利用形態があります。

  1. n8n Cloud(公式クラウド版)
  2. セルフホスト版(Community Edition)

このうち、「無料で使えるn8n」として多く紹介されているのは、セルフホスト版(Community Edition)です。

セルフホスト版n8nはライセンス費用が無料です

Community Editionで無料になるもの

セルフホスト版のn8nでは、以下の点がすべて無料です。

  • ソフトウェアの利用料金
  • ワークフローの作成数
  • ワークフローの実行回数
  • ノード数やステップ数
  • 外部サービスとの連携機能

つまり、機能面での制限はほぼありません

個人利用はもちろん、企業が自社業務のために使う場合でも、ライセンス費用は発生しません。

企業利用でもn8nは無料で使えます

n8nは「オープンソース風」ではありますが、正確には**フェアコード(Sustainable Use License)**という独自ライセンスを採用しています。

無料で認められている利用例

  • 自社業務の自動化
  • 社内ツールとしての利用
  • CRMや会計ソフトとの連携
  • 社内データ処理や通知の自動化

企業規模に関係なく、内部業務目的であれば無料利用が可能です。
スタートアップから大企業まで、この点は変わりません。

n8nを無料で使うために必要なもの

サーバーは自分で用意する必要があります

n8nのセルフホスト版を使う場合、次の環境が必要になります。

  • VPSやクラウドサーバー
  • DockerまたはNode.js環境
  • データベース(PostgreSQL推奨)

このため、「完全に何もかも無料」というわけではなく、サーバー費用や運用の手間は自己負担になります。

実際のコスト感

  • 学習や検証用途であれば月数百円から可能です
  • 業務利用でも月数千円から運用できます

金額よりも、サーバー管理ができるかどうかが最大の判断ポイントになります。

無料版n8nでできることの具体例

業務自動化の例

  • Webフォーム送信内容をSlackに通知
  • スプレッドシートとCRMのデータ同期
  • 定期レポートの自動生成とメール送信

開発・IT用途の例

  • Webhookを使ったAPI連携
  • 定期的なデータ取得や監視
  • バッチ処理やデータ変換

AI連携も無料で可能です

  • OpenAIなど外部APIを使ったAI処理
  • ローカルLLMと連携した完全無料のAI自動化

API利用料は別途必要になりますが、n8n自体の機能制限はありません

無料ではできないこと、注意点

次のケースでは有料契約が必要になります

  • n8nをSaaSとして顧客に提供する場合
  • n8nそのものを商品として再販する場合
  • ロゴを消して自社製品として提供する場合

このような用途では、商用ライセンスやEnterprise契約が必要になります。

管理機能は有料版向けです

無料版では、以下のようなエンタープライズ向け管理機能は含まれません。

  • SSO(シングルサインオン)
  • 詳細な監査ログ
  • GUIでのGit連携
  • 複数環境(本番・検証)の自動同期

ただし、これらはインフラ構成や運用で代替可能なケースも多くあります。

他の自動化ツールの無料プランとの違い

ZapierやMakeとの比較

多くの自動化ツールの無料プランは、次のような制限があります。

  • 実行回数が非常に少ない
  • ステップ数が制限される
  • Webhookが使えない

一方でn8nの無料版は、サーバーさえ用意できれば実質フル機能です。
この点が、n8nが「無料でも本格的に使える」と言われる最大の理由です。

n8nの無料利用が向いている人

  • 業務自動化を本格的に行いたい方
  • SaaSの従量課金を避けたい方
  • データを自社管理したい企業
  • 技術的な運用に抵抗がない方

まとめ:n8nの無料は「自由と責任のセット」です

n8nは、セルフホストという条件を受け入れれば、
個人でも企業でも、非常に強力な自動化基盤を無料で利用できます

その一方で、サーバー管理やセキュリティ、バックアップといった責任も利用者側にあります。
このトレードオフを理解したうえで選択できる方にとって、n8nの無料利用は他に代えがたい価値を持ちます。

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