議事録作成が75%時短! 社会福祉法人が生成AI研修で実現した“人が育つDX”成功事例

目次

生成AI研修で実現した“半日 → 30分”の衝撃

阪本さん

議事録をまとめるだけで半日が終わる――その常識が、生成AI研修で変わりました。


生成AI研修を受けてからわずか数週間。
半日かかっていた議事録が “30分で完了” という事実は、数字以上に大きな示唆を残しました。
本記事では、社会福祉法人野の花学園で人事や労務・研修・業務改善やシステムを中心に、採用や職員の育成、組織の健全な運営を支える役割を担っている阪本さんが体験した 生成AI研修のリアル と、その後に広がった 組織変革のストーリー をお届けします。

導入前に立ちはだかった“3つの壁”

社内説得の壁

「AIで何ができるの?」「費用対効果は?」――未知への抵抗感。

コストへの懐疑

研修投資を正当化できるデータが不足。

情報漏洩リスク

個人情報を扱う福祉現場だからこその不安。

阪本さん

AIに関しての知識がほぼなく、「何ができるのか」、「役に立つのか」、「費用対効果は…」など受講への理解を得ることに苦労しました。

阪本さんはまず 生成AI研修 を“突破口”に選び、上層部と現場双方の懸念を同時に解く戦略をとりました。

なぜ生成AI研修だったのか?

  • 人事とシステムをまたぐ横断部署だからこそ、活用範囲が広い
  • 現場の DX 推進ロードマップ を描く土台にできる
  • 最新トレンド を体系的に学び、「持ち帰れるノウハウ」が多い
AI講師|有賀

福祉の現場は、人と人との関わりが中心である一方、書類作成や調整業務など、非定型かつ属人的な業務も多く存在します。
人事とシステムをまたぐ横断部署の皆さんだからこそ、各部署の“橋渡し”として、生成AIの活用が大きな可能性を持つと考えました。
現場のDXを形だけで終わらせず、日常業務に落とし込む『実践力』を養うことを目指しました。

研修で掴んだ“4つの原則”

阪本さんが「単なるツール習得とは違った」と振り返るのは、この4つの“原理原則”に出会えたから。
扱い方を覚えるのではなく、生成AIを“パートナー”に昇華させる視点──それこそが、成功の鍵でした。

① AIと生成AIの違いを腹落ちさせる

生成AIは人間をサポートするもの

② プロンプト最適化

質問設計=成果物の質 …”問いの質”を磨くこと

③ ツールの特性を理解し使い分ける

ChatGPT / NotebookLM / Genspark など、ツールの棲み分け

④ 情報漏洩リスクとガイドライン整備

使用上の注意点やマインドセット、社内で活用する上でのルール整備

AI講師|有賀

単なるスキル研修ではなく、“なぜそう使うのか”という視点を大切にしたのがこの4原則です。
例えば、プロンプトの書き方一つとっても、ただの言葉の工夫ではなく『問いの設計』であり、まさに思考を深める力に直結しています。
生成AIを便利な道具として使うのではなく、“対話しながら共創するパートナー”として捉えていただけるよう、実践的な演習を多く取り入れました。

ビフォー/アフターで見る“数字のインパクト”

では、研修から実務へ落とし込んだ結果がどのように可視化されたのか。

項目研修前研修後
議事録・報告書作成時間半日約30分
文書の表現安定性バラつき高水準で安定
企画・提案のスピード通常1.3倍(試算値)
阪本さん

AIは実務の中で有効なパートナーとなっており、組織全体の可能性と働きやすさにも良い影響を与えています。

“AIは相談相手”――現場での具体シーン

「では、阪本さんは実際にどんな場面で生成AIを使っているのか?」──次にご紹介するのは、研修後すぐに業務へ落とし込めた具体的なシーンです。

  • 日常の文章作成・返信・アイデア出し
  • 議事録/報告書/企画書 など構造化ドキュメント
  • 評価制度設計研修計画の草案づくり
阪本さん

AIに投げかけることで、自分の考えを整理しながら
新しい視点も得られる――そんな“対話”が日常になりました

AI講師|有賀

生成AIは、すぐに完璧な答えを出してくれる“魔法の箱”ではありません。
だからこそ、こちらが“どう話しかけるか”“何を聞くか”が非常に大事になります。
今回の研修では、実際に“AIと会話しながら考える”体験を重視しました。

来年度、「AI活用推進室(仮)」設置へ

短期的な効率化で終わらせない。生成AIを“文化”として根づかせるために、阪本さんは次のステップへ踏み出しました。

  • AIツール導入・活用支援
  • 職員教育・ガイドライン策定
  • AIを活用する組織 としての基盤づくり
阪本さん

今後は、生成AIの利活用をさらに組織全体へ広げていくための計画を作り、実行していきたいです。

AI講師|有賀

AI活用は、“業務の中にどう根づかせるか”が本質です。
まずは一部のチームで成果を出し、段階的に組織内へ広げていく“内製化ステップ”がとても有効です。
ガイドライン整備、教育設計、ツール選定を順序立てて進めることで、現場に根付いた活用文化が生まれます。

全職員が安心してAIを使える環境を整え、デジタルリテラシーを底上げします。

“自社でも試してみたい”と思ったら――まずは一歩、踏み出してみてください

阪本さん

毎回、衝撃と感動の連続。
研修はただのスタートライン。
その先に広がるAI活用の可能性を味わってください。

AI活用に興味のある方へ

株式会社MoMoでは、150社以上の企業様にAI導入支援を行ってきました。

半日かかる資料作成、30分で終わったら次に何をしますか?
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まずは無料相談からご相談ください。

生成AIを「人や組織を育てるパートナー」に変えられるか――その答えは、最初の一歩にかかっています。

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この記事を書いた人

株式会社MoMoの広報担当、桃乃愛です。
AIに関する知識や活用法、AI時代に求められるマインドセット、AI時代のキャリアやスキルアップのヒントなどを発信中!
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もちろん、MoMoの最新ニュースもお伝えしていきますので、是非お楽しみに(^^♪

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